甘苦ﾌﾟﾘﾝｾｽ【完結】

「それでね…女の子達がアンタに、振られたのは、藤野のせいだって……不登校にしちゃえって……」



…なんだ。

全部、俺のせいじゃん…

俺のせいで、魅奈がこんなつらい思い
してたなんて……


本当に本当に
最低男じゃん。
完っっ璧に……


『………』

俺まで震えてきた…

「でも…自分、責めちゃ駄目だよ…?」

自分責めてんのは、どっちだよ……


ズズ…


鼻を啜る音…?

え、ちょっと待って…


『…魅奈?泣いてる…?』


俺は立ち上がり、魅奈の顔を
覗き込もうとした時…


「み…見ないでよっ」