虹の見える向こう側

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「本っ当にありえない！」


怒って教室を飛び出していった友達を追いかけて彼女のクラスに行くと、彼女は泣いていた。


放課後だったこともあって平凡だった彼女のクラスは大部分の生徒が帰っていて、数名の生徒が残ってる程度だった。


「花梨のこと放っておくなんてありえないよ。」


そんな彼女…花梨のことを、さゆりが慰めていた。