Evil★girl
そしてチャイムが鳴る前に美沙は教室へと戻って行った



陽が美沙の顔をジィ~と見る


美沙は顔を赤らめて目を何回も逸らす


チャイムが鳴り授業が始まった



「えーじゃぁこの問題は毎野くんに答えてもらおう」



陽はボーッと美沙の後ろ姿を見ていた



「おい、毎野」


気づいたらみんなが俺の方を向いていた



しかし美沙は振り向いていない


「は、はい」


陽は大声で返事をした


「どしたんだ?何ボーッとしてんだよ」



「す、すみません」


陽は顔を下に向けた


「まぁいいがこの問題やってみろ」


何や・・この問題・・・

あっこうやんのか。。OK~
「答えは7です」


「おっ正解よし、座っていいぞ」



ふぅ~助かった



そして休み時間




美沙は頑張って陽の方に行こうとした時・・



「ねぇねぇさっきの問題どうやって解いたのー?」


美沙が1番苦手なクラスメイト


工藤さこ



「あ?俺教えんの下手だから他の人に聞いてくんない?」



陽はめんどくさそうに言った


「えーやだぁ毎野じゃなきゃやなの~」



「は?」



陽は驚いた



「それってどーいう意味?」


「ねぇ美沙と私どっちが好き?」


さこは陽の耳で小さく囁いた


しかし耳のいい美沙には聞こえていた



ズキンッ



美沙の心は痛み出している



「俺は・・」



ちゅっ



美沙の目の前でさこは陽にキスをした


「え?ちょ・・何すんだよ」


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