Evil★girl
『そんな連絡は聞いてねぞ』


はっ馬路かよ…じゃあ何処行ったんや…



その頃美沙は



屋上で泣いていた



何で私がこんなに泣かなきゃなんないの
もうやだよぉ私って毎野君にとって一体何なのかなぁ。ただの暇潰しとか
女子なら誰でもいいとか…私って死んだ方がいいのかなぁでも死ぬなんてどうやってそんなの分かんないよ…


美沙は自殺まで考えていた

『よし、自習や!先生探してくるからお前達教室から出ないようにな』


そう言って教室を出て行った


『馬路で何処に行ったんやろな』


陽が神治に言った


『んってか陽はほんっまに甘沢の事好きなん?』


『は?何言うてん…ほんまやし』


陽は本当の気持ちを神治に言った


神治は何か言いたそうにしていた


それに気付いた陽は言う


『おぃ何かあるんか』


『いや、別に』


すると神治の携帯が鳴った


夏季からだ

2人はパコから携帯に変わったのだ


From夏季
今から屋上に来て早く


神治はメールを見て陽にも見せた


すると2人は立ち上がり教室を出た


バンッ


神治と陽は息を切らせて辺りを見渡す


すると夏季が屋上の端で下を向いて泣いていた


『おぃ夏季』


神治が叫んだ


『いやぁ美沙ぁ』


夏季が意味不明な事を言っている


『おぃ、夏季どうしたんだよ甘沢は何処なんだよ』


神治は必死だった


するととんでもない言葉が返ってきた


『美沙が…美沙が…飛び降りた』


神治と陽は下を見た


確かに美沙が倒れている


でも何故だ

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