溺愛カンケイ!
「佐藤、こいつらが小林に何かしたみたいだ。さっきから小林の様子がおかしいから俺は小林を家まで送ってくる。お前は部長にこいつらの話を聞くように報告してくれないか?」
課長は息継ぎも忘れるくらいな勢いで言う。
「はい、分かりました。今、荷物を持ってきます」
佐藤さんも私の姿を見て普通じゃない事が分かったみたいだ。
「小林、立てるか?」
課長は私を抱きかかえるように支えて立たせてくれた時に佐藤さんが戻ってきた。
「課長、小林の荷物はこれだけです。あと課長のも」
「あぁ、ありがとう。それじゃあ、悪いが後は頼んだぞ」
課長も佐藤さんも側にいた女子社員達を睨みながら会話をしている。
「分かりました。今から部長に報告します。小林の事、お願いします」
佐藤さんは部長のところへ向かった。