溺愛カンケイ!
ソファーに座ろう。
あ、このソファーはフカフカして気持ちいい。
それにしても綺麗に片付けられてる部屋。
ソワソワして挙動不審になる私。
あまり見過ぎても失礼かな。
視線の行き場に困りボーっとテーブルを見てると
カチャ、とテーブルにコーヒーが置かれた。
「ホラ、コーヒーでいいか?」
「はい、ありがとうございます」
課長はフローリングの上に座る。
私がソファーって…何か課長を上から見下ろしてるみたい。
どんだけ上から目線なんだよって感じだよね、これは。
「あの、課長ソファーに座ってください。私がそっちに座ります」
「はっ?いや、いいよ。このままで」
おとなしく座れよ、と。
「でもそれでは私の気がすみません」
「そんなに言うなら…」
課長は私の隣に来てソファーにドサリと座った。