溺愛カンケイ!
「これなら文句ないだろ。俺も小林もソファーだし」
「えっ、はい…」
これはこれで距離が近いから緊張するんですけど。
そういえば課長の部屋に入ってよかったのかな?
課長って彼女いるよね。
普通は自分以外の女が彼氏の部屋にいるなんて嫌だし。
「あ、あの…私を部屋に入れてもよかったんですか?」
「は?何でそんな事を聞くんだ?」
意味が分からんと言うように眉間にシワを寄せる。
課長は鈍いのかな。
「だって彼女が嫌がりますよ、自分以外の女が部屋にいるのは」
課長はため息を付き
「何か勘違いをしてるみたいだが俺に彼女はいない」
キッパリと言い放つ。
「えっ、う、嘘だ…。だって課長はすごくカッコよくてモテるし女子社員の人がいつも騒いでるし…絶対に彼女はいると思ってました」
つい思っていた事を口に出してしまった。