溺愛カンケイ!
課長…何でそんな事を言ってくれるの?
優しすぎる。鈍い私でも変な勘違いしちゃう。
それに手っ、課長の手が私の手に…。
「うぅっ…あっ、ありがうござっ…いますっ…」
それにまた涙が溢れ落ちる。もう私の涙腺はどうなってるの?
「フフッ、泣き虫だな」
笑いながら反対側の手で涙を拭ってくれた。
「か、課長のせいですよぅ…ぅくっ…、優し、いから…」
「そうか?優しいのはお前限定だよ」
へっ?なに。
「小林花音にだけ優しくしてるって事」
課長の言葉に心臓が跳ねる。
「か、課長…そんな事言われたら勘違いしてしまいます」
もう惑わさないで欲しい。
「いいよ、勘違いしても。どうやら俺は…小林花音に惚れてるみたいだ」
えっ…課長は何を言ってるの?
衝撃が大きすぎて息が上手く出来ない。