溺愛カンケイ!
「ラストは原田雅治、36歳。ギャップ系イケメン。少し長めの黒髪をワックスでまとめてて、怒ると怖い鬼部長、基本は優しくて子供の様な笑顔が可愛くて素敵な…私の旦那さんなの」
「えぇぇ~!!!」
花山主任の旦那様?
そんなスゴいイケメン御三家の1人が花山主任の旦那さんだなんて…驚きなんですけど。
「あれ?でも名字が…」
「あぁ、それは今さら職場で名前を変えたりして名刺を作り直すのも経費のムダだったからそのままにしてるのよ」
「なるほど、そうだったんですね」
そんな会話をしてる時に花山主任の携帯が鳴った。
「あっ、電話だ。ちょっとごめんね、花音チャン」
花山主任は鞄の中から携帯を取りだした。