溺愛カンケイ!
「ホントごめんね。でも花音チャン明日から営業で引き継ぎするんだよね?雅治は営業部の部長だから先に会っておくのもいいかもね。明日、人見知りしない為にも」
花山主任はパチンとウインクをした。
「そうですよね。でも緊張します。花山主任の旦那さんだし部長だしイケメン御三家の1人だし…」
「アハハッ、そんな緊張しなくても大丈夫だよ。優しい人だから」
優しいのか…。
「頑張ってみます」
とは言ってみたものの緊張する。ちゃんと挨拶や受け答えが出来るだろうか。
「フフフッ」
花山主任は楽しそう。
その時、ドアがノックされた。
えっ、まさかもう来たの?心の準備がまだ出来てないのに…。緊張はピークに達した。