溺愛カンケイ!
「俺が責任を持って花音をもらうから」
拓也さんは愛しそうに私を見つめて言う。
「えっ!それって…」
「今から予約しておく。花音は誰にも渡さないから。俺だけの花音だ」
私の髪に手を差し込み優しく撫でた後、その手が頬を包み込み熱っぽい瞳で見つめられる。
「拓也さん…」
カァーっと顔が真っ赤に染まっていく。
恥ずかしけどこんな事を言ってもらえてすごく嬉しい。
「なぁ、花音。キス…していいか?」
へっ?キス…?
「そろそろ花音不足でどうにかなりそうだ」
キャー!!!
拓也さんてば何て事を。
一人興奮して悶えていると、ふと拓也さんはあの女の人にキスされてたんだという忌々しい出来事を思い出した。