溺愛カンケイ!
唇の隙間からぬるりと舌を差し込まれ歯列をなぞられると思わず口を開く。
そして口内を我が物顔で動き出した舌に逃げ腰だった私の舌を吸い上げ絡め取られると呼吸するタイミングを奪われる。
巧みな舌使いについていくのがやっとな私。
合間合間に漏れ聞こえる甘い声…。
ぽーっとして頭が麻痺してくる。
「…んあっ…、ふっ…」
だんだん身体から力が抜けていく…。
そっと唇が離れ瞑っていた目をゆっくり開けると目の前には拓也さんの顔。
お互いに見つめ合っていると拓也さんの唇が艶かしく濡れているのに気付き、さっきまでのキスが蘇り恥ずかしくなり俯いた。