溺愛カンケイ!
「私、拓也さんが大好きです。他の女の人になんか絶対に渡したくない。あの時はホントに悔しかったんです。悲しくて辛かった」
また脳裏に蘇りギリッと奥歯を噛み締める。
拓也さんは何も言わず、ただ私を見つめてる。
「他の女の人が拓也さんに触れるだけで頭がおかしくなりそうになる。ホントに…ホントに拓也さんが大好きなんです」
バカみたいにありのままの気持ちをさらけ出した。
拓也さんは私の告白に目を見開いて急に右手で自分の目を覆った。
「あー」
突然叫び声を出すから身体がビクッと反応する。
「えっ、どうしたんですか?」
「花音、あまり可愛い事を言うなよ。我慢できなくなるだろ」
「へっ?が、我慢?」
一瞬、拓也さんが何を言ってるのか分からなかった。