溺愛カンケイ!

拓也さんはニヤニヤ笑い

「この様子だと昔のような明るい花音がまた見れるのかな?笑いの宝庫の…ククッ」


笑いの、宝庫?

「あぁーーっ!」

綾が前に言ってた事だ。
まだ覚えてたなんて…ハズカシイ。


「まぁ、俺はどんな花音でも見ていたいよ」


急に真面目な顔になり頬を優しく撫でられるとキュンとしちゃう。

拓也さんは私の顔を見つめたまま言葉を続け


「花音が嬉しい時、楽しい時、悲しい時、辛い時…どんな時でも俺は花音の側にいたいと思っている」


やだ…そんな事言われたら泣きそうだよ。
最近、涙腺がホントに弱いんだから。


「花音が花音らしく過ごせるように支えていきたい。俺は花音の笑顔が見れるならそれだけでいい。これからも、ずっと一緒にいろんな事を乗り越えていこうな」


もう…ダメだ。幸せ過ぎて涙が溢れちゃう。
拓也さんに抱きついた。

< 330 / 332 >

この作品をシェア

pagetop