溺愛カンケイ!

「小林さん、今日で終わりだけどもし分からない事があったら何でも遠慮せずに課長に聞いたらいいわよ。無口だけどちゃんと教えてくれると思うから」


「はい」


「でも、河野課長はイケメンで人気があるから気を付けた方がいいかも。小林さん若いし可愛いから妬まれやすい気がするわ。女は陰険だから団体で嫌がらせするからね」


「あの、私なんて皆さん眼中にないと思います。それに可愛くないですし」


そんな事ある訳ないし。


「……そうかな。まぁ、気を付けてね」


「はいっ、あの、お疲れ様でした。今までお世話になりました」


「いえ、じゃ頑張ってね。お疲れ様」


近藤さんはたくさんの花束を抱えて会社をあとにした。


明日から頑張ろうと私は決意を新たにした。

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