溺愛カンケイ!
クライアントの打ち合わせも緊張しながらも何とか無事に終わった。
私は黙って話を聞いてるだけだったけど。
「小林、お疲れ様。いきなりで悪かったな」
緊張しただろ、と駐車場に向かいながら課長が。
「あっ、いえ。勉強になりました」
そう言って車に乗り込んだけど会話は続かない。
静かな車内に突然、
グゥゥ…
私のお腹が鳴り河野課長はチラッと私の顔を見て目が合った瞬間…
「ブッ。今、お腹鳴った?すごい音だったけど…ククッ」
もぅダメだと、車を路肩に止めてお腹を抱える様に笑い出した。
「ククッ、スゲー音。アハハッ、ヤバいな、小林~マジでツボだわ」
無口なクール系イケメンのはずの課長が爆笑してる姿に驚きを隠せない。
これは幻ですかーっ?