溺愛カンケイ!
目はパッチリ二重、鼻はスッとしてて唇も自然なピンク色で柔らかそうだった。
髪はブラウンで胸までのふわふわパーマ。
一般的に可愛いと言われる感じの子だった。
人見知りするみたいで、ずっと俯き気味で話をしていた。
聞けば佐藤とは中学、高校の先輩後輩だったと言う。
部活がバスケ部でライブに行ったら痣を作ってきたって話には思わず吹き出しそうになったが必死に堪えた。
昔はよく喋る子だったのに今とは全然違うと言って佐藤が心配そうな表情を浮かべていた。
過去に何かあったらしく佐藤との会話の中で小林の表情が一瞬暗くなったけどすぐに元の顔に。
でも、無理をしているんだろうなと。
小林は気持ちが顔に出やすい子なんだろう。
恥ずかしそうに一生懸命話をしてる姿を見て無性に可愛い…と思った。
気が付くと側で守ってやりたい、という感情がわき出ていた。