溺愛カンケイ!
仕事で小林とペアを組む事になった。
辞めた近藤が俺のサポートをしてくれてたから当然といえば当然だが。
小林に資料室にファイルを取りに行く様に頼んだがなかなか戻ってこない。
探すのに手こずっているのかと思い資料室に行くと何故か田中もいた。
何で一緒にいるんだ?
自然と眉間にシワが寄る。
話を聞くと田中が小林を食事に誘ったと。
それには違和感を覚えた。
アイツは女から誘われたら行くけど自分から誘うなんて話は聞いた事がない。
いったい、どういうつもりなんだ。
考えただけで苛々する。
極めつけは小林から田中の香水の匂いがした。
理由を聞けば脚立から足を踏み外した時に支えてもらっただけという。
それだけであんなに匂いが付くのか?
他に何かあったんじゃないかと疑っている自分がいた。