溺愛カンケイ!

「顔が真っ赤。茹でダコみたいだな」


課長はニヤリと笑いながら私の頬を人差し指でつつく。

「か、からかわないで下さい」

課長の指が私の頬に…。
もう、課長は意地悪だ。この前から河野課長のキャラが違ってビックリする。


最初に聞いてたのは無口でクール。
確かにその通りだった。

でも今は前よりよく喋ってくれるし、やや毒舌で意地悪でドキッとする言葉をサラッと言ってくる。

笑いのツボにハマると笑い続けるし、いつも気にかけてくれて優しく声を掛けフォローしてくれる。


河野課長の人柄に触れるたびに私の心が激しく揺れる。

もっともっと課長の事が知りたいと思ってる私がいる。

課長と一緒にいるとドキドキが止まらない。
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