溺愛カンケイ!

「ハハッ、前に花山さんが言ってた通り小林は本当に純情ガールなんだな」

ん?純情ガールって…。

「えっ、ヤダッ。課長、それは…忘れて下さい。恥ずかしいです」


顔が更に真っ赤になり、手でパタパタと顔を扇ぐ。


「それは無理だな。俺は一度聞いたら忘れないから」


課長はニヤリと口角を上げて笑う。


「い、意地悪ですっ」


ドキッとする。この顔はダメだよ。


「小林、お前にだけだよ。意地悪するのは」


へっ…、それはどういう意味?
もう発狂しそう。どうして課長はこんなにも私の心を惑わすの。


誰か対処法を教えて欲しい。
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