サンタの仕事も楽じゃねぇ

「そろそろ今年も配達区域のお伝えがあるころですよ」

トナカイは飛んできた鼻くそを前足で叩き落とした。


「かったりーにもほどがあるぜ」

タクローは畳に寝っころがってエロ雑誌を読み始めた。


「世界中のお子様が見たら泣きますよ」

トナカイはそんなタクローを、からすにつつかれたごみ袋を見る目で見た。
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