君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
あの日から月日が流れ、1ヵ月たった。
あたしの心臓は本格的に病気に侵されていき薬の量も増えた。
夜寝るとき、もう朝が来ないのじゃないかと不安でしかたない。
以前のあたしは“朝なんて来なくていい”と思ってた。
でも、変わった。
イヤ、変われたんだ。
空斗のおかげで―――。
ガラッ―――――
空斗の部屋のドアを開ける。
「空斗ー!遊びに来たよ!!」
すると、そこには見慣れない女性。
えっっ…?この人、空斗と目もとがそっくり…?