君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
~空斗side~

海生さん…






やっぱ、思い出せねー…







何で思い出だせないんだ?







俺の横で笑っているのは、笹原琴音…。






俺の彼女で、かけがえのない人…。







キーーーンと耳鳴りがする。







『空斗、琴音だけは忘れるなよ!絶対忘れてはいけない。』







…この声は、俺…?






ってか、俺が琴音を忘れる?






そんなわけがねえ。






俺は、こいつが大好きなんだから。



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