君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
あたしの周りには信じていい人なんて、1人もいなかった。



物心つく前から、人が騙され、裏切られる光景を目の前でずっと見てきたから。



だから信じることが出来なかった。



いや、信じることを自分から避けていた。



信じれば信じるほど、裏切られた時の残酷さは大きいもの。



それを味わうのが怖かったんだ。



でも、今、あたしは空斗を信じきっている



空斗はあたしを裏切らないって信じてる。



こんなにも人って、人によって変えられるものなのだろうか…。



それならあたしはたくさんの人と出会って



自分を変えたい。



心からそう思ったんだ。




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