君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
――――あたしは体を起こす。





今日で空斗が薬を飲んで5日目。







少しでも長く一緒にいたいのに、時間は流れていく一方で…。






2人でいる時間は短く感じる。






「おっはよーう」






と5日前までは元気にあいさつを返してくれていた空斗は、






ベットから出れなく、あたしの元にきてはくれなくて。






あたり前だった日々は薄らいでいく。






ガラッ







「おはよう、空斗。」





あたしが部屋に入ったとたん





「わぁ!!」





とっさに何かを隠した!?






「…?今何隠したの?」





「なななな…なんでもねーよ!!」





「77なんでもねーよ?」





「イヤ、違うし!笑」





何か…ごまかされた?ま、いっか。






「そーいや、もーすぐ蓮が来るって。」






「ほんと?久しぶりな気がする~」
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