君と出会ってーー。～あなたがいた頃は～

ピッ ピッ ピッ




「…お察しの通り、今日がヤマだと思います。」





「…。3カ月って、まだ、１ヵ月半しかたって無いんですよ…？」




病院に到着したばかりの海生さんが震えた声でかすかに言った。




「空斗さんの初めの余命宣告は１年前でした。ここまで生きたのも信じられないくらいです。

」




あたしはそんな会話を聞きながら空斗の手を握り続けた。




今日がヤマ…。




その言葉を聞く日が来てしまったんだ …。





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