君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
―――――――――



「やっべー、手が凍って動かねー」




あたし達はストーブにあたり手や体を温めている最中です。





雪合戦は…





空斗の口に雪が入ってしまい、むせたり、






蓮の投げた球が屋上を飛び出し、下に歩いてる人の頭に命中したり。





たくさんハプニングがあったけど、すっごい楽しくて、自分の病気の事や両親の事を忘れられる幸せな時間だった。





「じゃ、クリスマスお決まりのプレゼント交換、始めますか!」





「よし、トップバッターは俺!」





蓮はそう言いながらプレゼント出し、誰のものかを確認した。





「これは琴音、んで空斗がこれ」





あたしは綺麗に包装された袋をあけ中のものを取り出した。






「わ!可愛いネックレス!」





それにはピンク色をしたワンストーンがついていた。





「おっ俺も琴音の色違いだ!」





「おぅ!3人でおそろいのネックレスを付けるんだ!俺達の友情の証…みたいな?笑」





友情の証か…。






「…蓮、ありがと!一生大事につけとく!」






そう言ってあたしはネックレスをつけた。







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