君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
「なぁ、あんた名前は?」


「さ…さはら…ことね…、笹原 琴音。」


「そっか‼琴音か。俺の名前は
安藤 空斗(あんどう くうと)。よろしくな‼」


「空斗は…何の病気で入院してるの?」


「病名、長すぎてわけわかんね~んだよな笑」


「何それ、変なの 笑」


「うるさいな!!そういう琴音はどうなんだよ?」


「あたしは…自殺。と、心臓病。」


「おぅ。大丈夫なのか?」


「うん、平気。空斗こそ、大丈夫なの?」


「俺?俺は全然ヘーキ‼ここ寒いから、俺の病室くるか?」


「うん!行く!!」


…あれ?あたし、笑えてる…。


空斗と話しただけで、安心してる…?


空斗はそんな、不思議な力をもっていた。――――
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