槍水仙


私は生まれたときから司馬家にいるものだから、



やはりストレスが溜まってしまう。



そんな時にあるものを飲むと、すごく爽快な気分になる。





「殿!澄が到着なさいました!」



「まことか!?いますぐ行く!」




今日は土曜日。





毎週土曜日は城下町のとあるお茶屋の娘が、城までお茶と和菓子を運んでくれる。






その娘が、澄。






そして、私と澄は、恋人関係にある。







もう2年になるか・・・。







あの日を忘れる事はない。






私と澄が付き合うに至った経緯を・・・
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop