何度でも何度でも…
プロローグ
1
「へー、珍しいじゃん。しるふが一週間も帰ってくるなんて」
海斗君と喧嘩でもした?
クリスマスに海斗と実家に帰って以来、仕事仕事仕事…
気が付いたら3月に入っていた
電話すらする暇のなかった今日この頃
まさかの一週間休みが取れて、何年かぶりにゆっくり実家で過ごすことにした
理由は、海斗と休みがかぶっていないので何もすることがないから
あと、最近実家でゆっくりすることもなかったし、たまには海斗と離れてみるのも近くに居ると見えないことが見えてくるから結構いい
3年も付き合っているとどうしてもいろいろと慣れてきてしまう
付き合い始めは緊張感や新鮮感があったのに、一つ一つのことに微笑んでいたのに、当たり前になるとそれができない
今一度海斗の存在を確認するうえでもこの一週間は実家で過ごそうと決めた
その報告をしようと携帯を手に取って姉の経営するバーにダイアルする
するとどんぴしゃ
姉が出た
海斗君と喧嘩でもした?
クリスマスに海斗と実家に帰って以来、仕事仕事仕事…
気が付いたら3月に入っていた
電話すらする暇のなかった今日この頃
まさかの一週間休みが取れて、何年かぶりにゆっくり実家で過ごすことにした
理由は、海斗と休みがかぶっていないので何もすることがないから
あと、最近実家でゆっくりすることもなかったし、たまには海斗と離れてみるのも近くに居ると見えないことが見えてくるから結構いい
3年も付き合っているとどうしてもいろいろと慣れてきてしまう
付き合い始めは緊張感や新鮮感があったのに、一つ一つのことに微笑んでいたのに、当たり前になるとそれができない
今一度海斗の存在を確認するうえでもこの一週間は実家で過ごそうと決めた
その報告をしようと携帯を手に取って姉の経営するバーにダイアルする
するとどんぴしゃ
姉が出た
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