何度でも何度でも…
しるふのブラウンの柔らかな髪が風に踊る

ふわりと香るカモミールの香りは、いやみなく彼女を包んでいる

「私は、海斗じゃなきゃダメなんです」

海斗でいいんじゃない、海斗がいい

「たとえ女心がさっぱりわからなくても、恋愛に対して淡泊で不安になっても、鈍くても、人並み以下しか焼きもちを焼いてくれなくても、泣きたいときは泣いて良いって言って抱きしめてくれる、私の強がりを見抜いてくれる、そばにいてくれる海斗じゃなきゃダメなんです」

傍にいてほしい

そばに居たい

そう思うなら

思えるなら

それが答えで

真実で

きっとそれはこれからも変わらない


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