何度でも何度でも…
「ぶっちゃけさ、海斗君と喧嘩することってあるの?」
てか海斗君が怒ることがあるのか知りたい
姉の恋人速人が友達との飲み会で不在で、しかも兄家族も希央さんの実家に行ってしまっていて、せっかく帰って来たのに姉と二人の夜を過ごしていたしるふ
姉の部屋で二人チューハイをちびちび、仕事のこと恋人のこと生活のこと、服のことなどいろいろな話をしていた
会話が切れてチューハイの缶に手を伸ばしたしるふに紗雪はふと疑問に思ったように問いかける
「あるよ。海斗は雪ねーが思ってるほど穏やかな奴じゃないよ。実は口だって悪いし、怒鳴りはしないけど結構感情の起伏はあると思うけどなー」
「いや、だからさ、しるふと言い合いになったりすることがあるのかなと、俗にいう修羅場ってやつ?」
修羅場かー
記憶をたどるように考え込むしるふ
「言い合いはあるにはあるけど、お互いに頭に血が上って収集つかなくなるってことはないかな。勢いで別れるとか言っちゃうとかはないな」
なんだかんだでしるふが機嫌が悪いと海斗はその理由をきちんと聞こうとする
しるふの言葉の意味を理解しようとしてくれる
なんでしるふがそう思うに至ったかをちゃんと聞きだしてくれる
だから今まで変な思い込みや憶測で気持ちがすれ違ったことはない
と、思う
大概しるふが勝手にすねていることが多いし
てか海斗君が怒ることがあるのか知りたい
姉の恋人速人が友達との飲み会で不在で、しかも兄家族も希央さんの実家に行ってしまっていて、せっかく帰って来たのに姉と二人の夜を過ごしていたしるふ
姉の部屋で二人チューハイをちびちび、仕事のこと恋人のこと生活のこと、服のことなどいろいろな話をしていた
会話が切れてチューハイの缶に手を伸ばしたしるふに紗雪はふと疑問に思ったように問いかける
「あるよ。海斗は雪ねーが思ってるほど穏やかな奴じゃないよ。実は口だって悪いし、怒鳴りはしないけど結構感情の起伏はあると思うけどなー」
「いや、だからさ、しるふと言い合いになったりすることがあるのかなと、俗にいう修羅場ってやつ?」
修羅場かー
記憶をたどるように考え込むしるふ
「言い合いはあるにはあるけど、お互いに頭に血が上って収集つかなくなるってことはないかな。勢いで別れるとか言っちゃうとかはないな」
なんだかんだでしるふが機嫌が悪いと海斗はその理由をきちんと聞こうとする
しるふの言葉の意味を理解しようとしてくれる
なんでしるふがそう思うに至ったかをちゃんと聞きだしてくれる
だから今まで変な思い込みや憶測で気持ちがすれ違ったことはない
と、思う
大概しるふが勝手にすねていることが多いし