何度でも何度でも…
一方…
「くーろざき先生!」
静かな闇に包まれる病院で、ICUの患者を診まわってから自分も軽く仮眠を取ろうかと思って歩いていると元気な声に呼ばれる
ぱたぱたと近寄ってくる園田を待って、ICUに再び歩き出すと
「立花先生、一週間もいないんですよね?」
しるふよりもさらに背の低い園田が、見上げてくる
「ああ」
それがどうかしたか
「いやー、寂しいなーと思って。黒崎先生も寂しいでしょう?」
「いや、別に」
至極あっさりと答える海斗に、園田が胡乱気な瞳を向ける
「相変わらず有り得ない」
「いつも一緒に居るんだ。たまには離れてみることも必要だと思うよ」
そうすると見えてくることだってある
それが意外と大切なことで、でも見落としがちで、忘れがちで
「ま、いいですけど。連絡位してあげてくださいね!!」
そういって先にICUに消えていく園田の背は、どこかしるふに似ている
「…連絡、ね」
ふと取り出したプライベート用の携帯を眺めてつぶやく
「くーろざき先生!」
静かな闇に包まれる病院で、ICUの患者を診まわってから自分も軽く仮眠を取ろうかと思って歩いていると元気な声に呼ばれる
ぱたぱたと近寄ってくる園田を待って、ICUに再び歩き出すと
「立花先生、一週間もいないんですよね?」
しるふよりもさらに背の低い園田が、見上げてくる
「ああ」
それがどうかしたか
「いやー、寂しいなーと思って。黒崎先生も寂しいでしょう?」
「いや、別に」
至極あっさりと答える海斗に、園田が胡乱気な瞳を向ける
「相変わらず有り得ない」
「いつも一緒に居るんだ。たまには離れてみることも必要だと思うよ」
そうすると見えてくることだってある
それが意外と大切なことで、でも見落としがちで、忘れがちで
「ま、いいですけど。連絡位してあげてくださいね!!」
そういって先にICUに消えていく園田の背は、どこかしるふに似ている
「…連絡、ね」
ふと取り出したプライベート用の携帯を眺めてつぶやく