何度でも何度でも…
「こら!亮ちゃん待ちなさい!!」
黒崎病院とは雰囲気の違う病院内を眺めていたしるふの前方で叫び声が響く
思わず全員でそちらに目を向けると
亮ちゃんだろうか、青のパジャマを着た5,6歳の少年が疾走していた
そのあとを2人の看護師が必死に追いかけているが、少年の小さく俊敏な体には敵わない
人の間をすり抜け、看護師との距離を話、どんどんこちらに近寄ってきていた
あー、よくある光景だなー、と小さく微笑む
「よっと」
隣を通り過ぎようとした少年をタイミングよく捕まえる
「なにすんだよ!離せよ!!」
意図せず捕まえられて必死にもがくが、
こちとらだてに救命医やってないわよ
これ位で逃げられるような失態を冒すしるふではない
ましてや、海斗にくっついてよく小児科に顔を出すのだ
子供の扱いなどお手の物
最近では、海斗よりもうまいかも、なんて思い始めたくらいだ
なんとしても闘争を続けたいらしく、少年は諦めることなくもがいている
「離せっつてんだろ!!」
じたばたともがきながら少年にしてはあまりよろしくない言葉使いをするもんだと心の中で息をつく
黒崎病院とは雰囲気の違う病院内を眺めていたしるふの前方で叫び声が響く
思わず全員でそちらに目を向けると
亮ちゃんだろうか、青のパジャマを着た5,6歳の少年が疾走していた
そのあとを2人の看護師が必死に追いかけているが、少年の小さく俊敏な体には敵わない
人の間をすり抜け、看護師との距離を話、どんどんこちらに近寄ってきていた
あー、よくある光景だなー、と小さく微笑む
「よっと」
隣を通り過ぎようとした少年をタイミングよく捕まえる
「なにすんだよ!離せよ!!」
意図せず捕まえられて必死にもがくが、
こちとらだてに救命医やってないわよ
これ位で逃げられるような失態を冒すしるふではない
ましてや、海斗にくっついてよく小児科に顔を出すのだ
子供の扱いなどお手の物
最近では、海斗よりもうまいかも、なんて思い始めたくらいだ
なんとしても闘争を続けたいらしく、少年は諦めることなくもがいている
「離せっつてんだろ!!」
じたばたともがきながら少年にしてはあまりよろしくない言葉使いをするもんだと心の中で息をつく