何度でも何度でも…
「へー、バスケか。…私の知り合いバスケ相当うまかったみたいだよ?ほら星稜高校って知ってる?あそこでバスケしてたんだって」

「せいりょうこうこう!?それほんと!?」

亮君の瞳がきらきらとさらに輝きを増す

「うん」

「じゃあさ、せいりょうこうこうのでんせつをきずいたふたりは!?」

身を乗り出すように興奮して話す亮

「伝説?」

「しらないの!?せいりょうこうこうのれきしをかえたんだよ!!うちのにいちゃんがいってた、ぜんこく3いまでのぼりつめたんだって」

お?それどっかで聞いたことがあるかも…

ふと記憶をたどったしるふは、

「それって、星稜の両翼伝説?」

ある記憶に行きつく

「そう!!!!しってるんじゃん!!!!!」

しるふが知っていたことが相当うれしかったのか、亮がにっこりと笑う

知らないわけがない、星稜高校両翼伝説

全国大会には出場するけど入賞はしたことがない星稜高校の歴史を塗り替えた両翼と言われる二人

すごく息の合ったプレーと抜群の運動神経から繰り出される数々の技で一気に全国大会3位まで上り詰めた

歴史史上最強とまで言わせた二人

何を隠そう、今では黒崎病院救命救急医として名を馳せる

黒崎海斗とその相棒瀬戸弘毅

この二人が星稜高校の伝説を築き上げたのだ
< 43 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop