アイコトバ
*純恋*
私はあなたが好きです。
「飯田さん、おはよう。」
「え、あ!お、おはようございます…。」
挨拶しかしたことないけど
それでもあなたが好きなんです。
名前……覚えててくれたんだ。
それだけで、嬉しかった。
誰にでも優しいあなたが。
いつも中心にいるあなたが。
私はとても好きです。
あぁ、また今日が終わった。
遠くからしか見ることは出来ないけど。
話しかける勇気なんてないけれど。
あなたが好きです。
とても好きです。
両想いなんて望んではいないけれど。
この想いは消えないから。
せめて、ずっと好きで居させて下さい。
「ずっと好きです。」
誰もいない教室で、
私は一人呟きました。