好きだから、そっと優しく囁いて。





私達は自転車通学である。

にしても…
キツすぎる!!!

お姉ちゃん速いぃぃ



「ねえちゃぁ…」

「危ない!!!」



目の前に猫がいた。

勢いよくブレーキを
握る。


自転車が猫を
避けようとすると
タイヤがすべった。


視界がガクンと縦に揺れ、
自転車は遠くに
飛んでいった。


「大丈夫!?」


「お姉ちゃん…
気分悪いよ………」


お姉ちゃんが
携帯をとりだした。


「うん、うん…
そうなの。
私が運べないから…
そう。じゃ、よろしくね」





「もー…
この調子じゃ
入学式は出れないわね」



「ご、ごめん………」

「もーすぐ来ると
思うから、
姉ちゃん先行ってるよ?」

返事をするのがきつくて
私はコクンと
うなずいた。




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