僕等の居場所[短編]
そんな電話もかかってこなくなったある日。
知らない番号から電話がかかってきた。
「もしもし?」
いかにも弱そうな奴。
あぁ、またあいつらと同じか。
俺は何も話さなかった。
するとそいつは、
「きこえてるかな……?
あのね、いきなりごめん…
同じクラスのまなです。
私ね、竜くんがバスケしてるのすごいかっこいいって思う!
なんかうらやましいなぁて。
今度の体育バスケなんだよー!
だから、私竜くん目指して頑張ってみる〜
運動音痴なんだけどね。
あはは…うん!じゃあそれだけ☆ばいばい。」
すごい楽しそうに、でも緊張してるのかとても早口のそいつはそういって電話をきった。
もちろん竜はそんな事言われたことなんてない。
はじめての気持ち。この気持ちがなんなのかなんてわからなくて……
ただなんだか暖かい気がした。
知らない番号から電話がかかってきた。
「もしもし?」
いかにも弱そうな奴。
あぁ、またあいつらと同じか。
俺は何も話さなかった。
するとそいつは、
「きこえてるかな……?
あのね、いきなりごめん…
同じクラスのまなです。
私ね、竜くんがバスケしてるのすごいかっこいいって思う!
なんかうらやましいなぁて。
今度の体育バスケなんだよー!
だから、私竜くん目指して頑張ってみる〜
運動音痴なんだけどね。
あはは…うん!じゃあそれだけ☆ばいばい。」
すごい楽しそうに、でも緊張してるのかとても早口のそいつはそういって電話をきった。
もちろん竜はそんな事言われたことなんてない。
はじめての気持ち。この気持ちがなんなのかなんてわからなくて……
ただなんだか暖かい気がした。