キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
「澪がお世話になっています」
営業用の顔でにっこり笑う。
「や、そんなっ、お世話なんて!
あ---、
良かったら柊司さんも一緒にどうですか?
今クリスマスパーティーをしてて、これからケーキとコーヒー出しますから!」
「えっ?
麻紀ちゃん?!」
「俺が仲間に入れてもらってもいいの?」
「喜んで!
さ、どうぞ上がって下さい」
「じゃ、遠慮なく」
これ幸いにさっさと靴を脱ぐ俺の横で、澪はオロオロしていた。
「し、柊司、仕事は大丈夫なの?」
「今日は出先から直帰する予定で、もう済んだから。
澪、これ。
それからこっちは良かったらみんなで食べて」
色とりどりのスィートピーとチューリップ、カスミ草をラウンドにまとめたアレンジメントと、クリームブリュレの紙箱を澪に渡す。
ぱぁあぁ、と一気に笑顔になる澪に満足する。