キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
「すっごくかわいい花束だね---うれしい!
わっ、クリームブリュレも!
ありがと、柊司!」
澪は大事そうに花と紙箱を胸に抱えてリビングに入っていった。
俺もそれに続く。
リビングのローテーブルの前に『野郎』が二人座っていた。
「こんにちは」
俺が挨拶すると、固まっていた『野郎共』が慌てたように立ち上がった。
「「こんにちは」」
「初めてまして。
澪の兄貴の、友人兼同僚の高津柊司です」
「あ、柊司!
こちらが麻紀ちゃんの彼氏さんの司(ツカサ)くんで、こちらがそのお友達の響(キョウ)くん」
慌てて澪が間に入って紹介をする。
「いつも澪がお世話になっています」
そばにいた澪の頭にポンと手を置き、笑顔で挨拶しながらさりげなく澪と俺の間柄の近さを『野郎共』にアピールしてプレッシャーをかける。
「柊司さん、コーヒーとケーキ用意するので待ってて下さいね」
キッチンから麻紀がカウンター越しに俺に声をかけてきた。