キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
「そうか…
今日は悪かったな。
友達と楽しくしてるところに邪魔をして」
柊司はゆっくり立ち上がり、それにつられるようにして私も立ち上がった。
「ううん。
来てくれて嬉しかった。
ブリュレとお花、ありがとう」
柊司を見上げると、柊司の大きな手が私の頬を撫でた。
その手の熱さ、私を見下ろす優しい眼差しに、思わず私は身をすくませた。
柊司はそんな私の様子に気づくと、一瞬何かをこらえるような表情を浮かべ、私の頬からそっと手を離した。
「---じゃ…、
帰るけど、戸締まりはしっかりな」
「ん…、わかってる」
柊司は何か言いたげに口を開きかけたけど…結局何も言わず帰っていった。