キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
柊司---
柊司のそばにいるなら、『妹』としてでもいいなんて思ったのは間違いだったみたい。
柊司から離れるのは辛い。
でも、『妹』としてそばにいる方がもっと辛くなってきたの。
『妹』として、柊司と『彼女』のそばにいるなんて無理だよ。
そして気がついたの。
『彼女』と私は違いすぎる。
たとえ私が今より大人になっても、柊司に愛される『彼女』のようにはきっとなれない。
走り続けていた私は足を止めると、小さくしゃくり上げながら今度はゆっくり歩き出した。
私、これからどうすればいいのかな…
私はいつの間にかクリスマスに彩られた繁華街の人並みに流されるように歩いていた。