キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
車内に重い沈黙がおりる。
「…澪、
晩飯食べに行くのはまた今度にしよう」
私は顔を柊司から背けたまま、黙ってコックリ頷いた。
面倒みきれないよね。
高校生にもなって突然泣きだしちゃうとか。
柊司にしたらわけわからないもんね。
キュッ、と柊司の手が私の手を強く握りしめた。
柊司、大丈夫だよ。
ウチに帰りつくまでにちゃんと泣きやむから。
これ以上柊司を困らせたりしないから---
私はコツンと窓ガラスに額を押しつけた。
だから、
もう少しだけ待っていて…---