キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛

「そうね。

受付からまっすぐこの部屋に連れてこられたから、他の場所も見てみたいわ。


じゃ、洸貴。

案内して」


そう答えると妃紗子は、きびすを返してさっさと執務室を出て行く。



「妃紗子を案内してくる」


案内人の方が置き去りになっている状況にも洸貴はさして疑問を持たないようで、裸足のままひょうひょうと後を追って行った。







……疲れた


システムトラブルで三日三晩不眠不休で働いたときと同じくらいに。





昔から、妃紗子はなにかと俺に張り合ってくる。

迷惑な話だ。


洸貴に言わせると妃紗子と俺は似たもの同士らしいが、俺にはどこに共通点があるのかわからない。

久々に顔を合わせたがあいかわらず…

というか、さらにいろんな面で磨きがかかっている気がする


まったく先が思いやられる。



しばらくは妃紗子と組んで仕事をしなければならないのだ。

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