君の返事は…
そう思えばこの日から彼女の送りデートが始まったんだよな
今なら車で好きな所連れて行けるんだろうけどな
一歩一歩足取りが重くなってくる。
もうすぐ彼女と約束した丘に着く…
そして思い返していた

彼女が聞いてきた
「そういえばハルキ君てどう呼ばれてるの?」
「え〜とハルキかな?そのまんまだよ。なんで?」
「ふ〜ん。ねぇねぇ」
後ろでニヤニヤしてるのがわかる
「なんだよ」
「…ハルって呼んでもいい?」
「ハルぅ?別にいいけどなんで?」
「ハルってなんか好きだから。…って季節の春の事だから安心して」
なんで安心しなきゃいけないんだよ!と思ったが彼女の話を最後まで聞いた
「春が来ると一年頑張ったんだなって気になるの。んでまた頑張ろうってなるの」
「そっかぁ。エリちゃんはたしかに俺なんかより頑張ってるもんな!」
「エリでいいよ!私はハルって呼んでるんだから!ね、ハル」
思わず自転車から転びそうになった
「んじゃ、エリ明日も迎えに行くけどいい?…いや出来ればずっと」
「…だって悪いよ。なんで迎えに来てくれるの?」

「…エリが……好きになったから」

いやな空気が流れた。とても長く感じた

「ありがとう。私もハルが好き。迷惑かけないからね。よろしくお願いします」
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