君の返事は…
「お疲れ様でした」
彼女の声だ。
「あ!ハルお待たせ。帰ろ」
「全然大丈夫!」
俺はエリを乗せユックリとペダルを漕いだ。出来る事ならずっと後ろに乗せていたかったから。
多分エリも分かってくれていて何も言わなかった
「来週の花火大会どうする?」
「え!行きたい!花火みたい」
「宮雄達も一緒なんだけどいいかな?」
「宮雄君達?」
「あぁアイツ彼女出来たんで良かったらダブルデートでもなんて…ハハ」
「分かった。何時から?」
「七時からだから六時に迎えにいくよ!」
「何処に?」
「何処ってエリの家に」
「嫌!私がハルの家に迎えに行く。ダメ?」
「別にいいけどなんでいつも家まで送らせてくれないの?」
「…だって…恥ずかしいからよ」
「別に恥ずかしくないだろ!」
「とにかく!まだダメ!」
「…分かったよ。」
俺は渋々あきらめ、また明日の約束をして別れた
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