君の返事は…
涙で文字が見えなかった
もう出ないと思ってたけど溢れ出てきた
「無茶苦茶だよ…」
「どうやって叶えてやればいいんだよ!」

もうエリからの手紙はぐしゃぐしゃになっていた

「エリ…俺はどうしたらいんだよ」
「全然わかんねぇよ!」

…だけど

「前に進まなきゃダメだよな?宮雄にも怒られちまうしな…」

これから何枚も何十枚も届くはずのラブレターがたった一枚で終わってしまった…
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