優しい彼に愛されて。





「なんで店員にそんなこと言われなくちゃいけねーんだよ?」





松本君は負けじと食い掛かる。





「聞こえなかったか?失せろって言ってんだよ。二度と柚に近寄んじゃねー」






え…今…柚って…




なんで私の名前知ってるの…?






「ちっ…」




松本君はそう舌打ちをこぼすとその場から逃げるように去っていった。






「大丈夫か?」



「あ、はい。助けてくれてありがとうございます」




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