優しい彼に愛されて。
どのくらいそうしていたんだろう…
分からない。
でも店員さんのYシャツがびしょびしょに濡れるくらいボロボロ泣いた。
それをずっとあやしてくれた。
周りから見たら絶対変な光景だ。
店員さんに泣きつく女。しかも抱き合ってるんだから…
なんて段々と頭が冷静になってきて私はガバっと胸を突き離した。
いや…だってもの凄く恥ずかしいことしていたよね。
「大丈夫か?」
「あ、はい…すみません。ありがとうございます」