優しい彼に愛されて。
部屋を出てからかなりの時間が経っていたみたいで、その後すぐにカラオケ終了の時間となった。
その後遊びに行こうなんて話しになっていたけれど、そんな気分になれず断った。
「柚ちゃん、ケー番教えて」
なんて相手の男の子たち全員に言われたけど、それも
「ごめんなさい」の一言で断ってしまった。
「じゃぁ、私帰るね。ばいばい」
きっとこの男の子達とはもう会うことはないだろうけど。
「あ、ちょっと柚待ってよっ。私も帰るっ。
みんな今日はありがとね。ばいばいっ」
そして私は絢音と帰路に着いた。